旅館などで食事のときにご飯が入れられてくるおひつ。昔はどこの家庭にもあったものですが、電気炊飯器や保温ジャーの登場ですっかり見かけなくなってしまいました。ところが、最近またおひつの価値が見直され、再びおひつを使う家庭が増えてきているそうです。再評価されているおひつのメリットと、どんな種類のものがあるのかまとめました。
おひつのメリット
おひつにご飯を入れるメリットは、炊飯器の保温機能と違い保湿されるということ。炊飯器はいつまでも冷めないというメリットがある反面、入れておく時間が長くなるほど中のご飯は乾燥してきてしまいます。一方でおひつは温度は下がってしまいますが、お米の湿気は炊きたてのときにはおひつが吸い、乾燥してくるとおひつの湿気がご飯に戻されるため、冷めてもおいしいご飯になるわけです。
また、当たり前ですがおひつは電気を使わないため、炊飯器の保温よりも節電になります。
夜にご飯をまとめて炊いて朝ごはんにも使うなど、長時間の保温をしている家庭では効果が大きそうです。
おひつの種類
ひと言でおひつといっても、その種類はいろいろあり、その機能も異なっています。代表的な昔ながらの木のおひつには、殺菌効果があり、他のおひつよりも常温での長時間保存に適しているそう。