木の香りがご飯に移ることで、一層ご飯をおいしくしてくれるのですが、木材ならではの特徴として、変形や変色の恐れがあるため、毎日しっかりしたお手入れが必要です。
最近種類が増えつつあるのがセラミック製のおひつ。陶器でできているため、やや重いのが難点ですが、お手入れが簡単でレンジにそのまま入れられるというメリットがあります。
そのほかにも最近は多機能なおひつも登場しており、断熱構造になっており、ご飯を入れても2時間以上熱々の状態を保持してくれるものだったり、真空ポンプが付属して、中の空気を抜くことで長時間おいしさを保ったまま保存できるといった商品も登場しており、おひつの選択肢はますます増えてきています。
最近はかまどの味を再現できるような10万円以上の炊飯器が人気を集める一方で、お金をかけなくてもおいしいご飯が楽しめる方法として土鍋での炊飯も話題になっていますよね。土鍋の炊飯にはおひつでの保存がぴったりなので、ご飯の味にこだわるなら土鍋とおひつのセットも検討してみてはいかが?
(文・姉崎マリオ)