タンポポだけじゃない! 綿毛を飛ばす植物は?
春先にどこからともなくふわりと飛んでくるタンポポの白い綿毛は、季節を感じさせてくれるだけでなく、綿毛をまとったタンポポは子どもたちにとっては、ちょっとした楽しいおもちゃでもあります。でもタンポポの季節が終わったはずなのに、ふわりと飛んでくる綿毛をみかけることも。じつはたくさんある、タンポポ以外の綿毛を飛ばす植物をまとめます。
タンポポの近縁、キク科には綿毛が多い
綿毛の植物はタンポポ以外は珍しいイメージがありますが、タンポポの仲間の植物には綿毛を飛ばすものも多いようです。有名なものでは、夏にみかける綿毛の主な原因となっているキク科植物のアザミ。ほかには名前はあまり聞かないですが、アキノキリンソウ、コウヤボウキ、ツワブキなどがあります。
キク科以外では、イネ科にも綿毛を飛ばす植物がいくつかあり、秋にみかける綿毛の主な原因である、ガガイモやメリケンカルカヤ、チガヤなどが比較的よくみかけられる植物です。ほかにも、きりたんぽのような見た目が特徴のヒメガマも秋にはたくさんの綿毛を飛ばします。
樹木で綿毛を飛ばすものも
綿毛を飛ばすのは草だけではありません。樹木でも綿毛を飛ばすものはいくつかあり、代表的なものは、北海道の並木で有名なポプラがあります。ほかにもヤナギの仲間は綿毛をもった種子を作るものがあり、ドロノキ、バッコヤナギといった木が綿毛を飛ばすことで有名です。
じつは本州にもいる雪虫
一見綿毛に思えて、じつは虫というパターンも…。北海道では雪虫として有名なトドノネオオワタムシは、北海道以外にも本州で多く見かけられる虫で、全身を綿状の物質で覆っており、まるで綿毛が自由に飛んでいるようにも見えます。また、虫ではありませんがカビで綿状になるものもあり、普段は地面などに付着していますが、時折剥がれたものが風に舞って飛ぶこともあるようです。
調べてみると、綿毛はタンポポだけの特殊なものではなく、自然界ではかなり多くの種類が存在しています。タンポポの季節以外に舞っている綿毛をみかけたら、一体何の綿毛なのか、子どもと一緒に調べてみるのも、良い理科の学習になるかもしれませんね。
(文・姉崎マリオ)
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