春先にどこからともなくふわりと飛んでくるタンポポの白い綿毛は、季節を感じさせてくれるだけでなく、綿毛をまとったタンポポは子どもたちにとっては、ちょっとした楽しいおもちゃでもあります。でもタンポポの季節が終わったはずなのに、ふわりと飛んでくる綿毛をみかけることも。じつはたくさんある、タンポポ以外の綿毛を飛ばす植物をまとめます。
タンポポの近縁、キク科には綿毛が多い
綿毛の植物はタンポポ以外は珍しいイメージがありますが、タンポポの仲間の植物には綿毛を飛ばすものも多いようです。有名なものでは、夏にみかける綿毛の主な原因となっているキク科植物のアザミ。ほかには名前はあまり聞かないですが、アキノキリンソウ、コウヤボウキ、ツワブキなどがあります。
キク科以外では、イネ科にも綿毛を飛ばす植物がいくつかあり、秋にみかける綿毛の主な原因である、ガガイモやメリケンカルカヤ、チガヤなどが比較的よくみかけられる植物です。ほかにも、きりたんぽのような見た目が特徴のヒメガマも秋にはたくさんの綿毛を飛ばします。
樹木で綿毛を飛ばすものも
綿毛を飛ばすのは草だけではありません。樹木でも綿毛を飛ばすものはいくつかあり、代表的なものは、北海道の並木で有名なポプラがあります。