【ポイントは粘度】圧力鍋でカレー・シチューを作るのはどうして危険?
様々な具材が短時間で柔らかく煮え、味がしっかりしみ込むから、圧力鍋は忙しいママたちの強い味方。角煮や煮魚以外にも、いろいろな調理シーンで圧力鍋を活用しているというママも少なくないでしょう。
圧力鍋でカレーやシチューを作るのは危険
時間がかかる代表鍋料理といえば、子どもたちが大好きなカレーもそのひとつ。具材を切って炒め、水をひたひたに入れ煮込み、あらかた火が通ったらルーを割り入れてと。時間がある時ならこれら工程にもイライラしませんが…。
そんなカレー作りを手早く済ませたいママたちのなかには、カレー作りにも圧力鍋を利用している人もいるようです。
しかし、カレーやシチューを圧力鍋で調理する際には注意が必要です。
圧力鍋でカレーやシチューを作るのが危険な理由
圧力鍋は高温で鍋の中を高圧にすることによって、食材の細胞壁を短時間で壊し、やわらかくするという仕組み。
加圧しすぎて爆発しないよう、多くの圧力鍋には安全バルブが付いており、一定以上の圧力になった際には、中の圧力を逃がして減圧するようになっています。
しかし、煮崩れた食材や粘度の高い液体が圧力鍋のなかに入っている場合、これらが膨張し、過熱するうちに安全バルブのなかに入り込み、圧力鍋の圧力調整をうまく働かせなくしたり、バルブから噴き出して逆流してくることもあるのです。