揖保乃糸は兵庫県!日本の素麺名産地をいくつ知ってる?
すでに素麺をはじめて、ひと足早い夏の涼を愉しんでいる人も少なくないのでしょう。素麺といえばもっとも著名なブランドは、揖保乃糸。揖保乃糸は兵庫県の手延素麺協同組合によって作られています。
素麺名産地は兵庫県、奈良県…もうひとつは?
そもそも、日本には3大素麺の名産地があることをご存知? ひとつは前述揖保乃糸を生む兵庫県は揖保川中流域。古くは播磨と呼ばれたこの土地では、約600年前から素麺が食されていたことが文献にも記載されており(兵庫県揖保郡太子町の斑鳩寺に残る寺院日記『鵤庄引付』【県重要文化財】)、現在のように一大産地化したのは1800年代に入ってからだと考えられています。
2つ目の素麺の名産地が、奈良県の三輪素麺。こちらもやはり歴史は古く、さかのぼること1200年前! 日本最古の神社である三輪山の大神神社で大田田根子の子孫である狭井久佐の次男穀主朝臣が神の啓示を賜り、肥沃な土地に小麦を撒き、その実を挽いて糸状にしたのが始まりといわれているそう。何ともありがたや…。
三輪で産まれた製法が、兵庫などに伝わっていった、と考えられています。
そして3つ目が、香川県の小豆島素麺。代表的なブランド名は、「島の光」。瀬戸内海の塩、そして、かどや製油のゴマ油を100%使用しており、香りがよく酸化しにくいのが特徴。瀬戸内海の寒風を受けながら天日干しして作るこの素麺は、瀬戸内の恵みの凝縮!
その他、国内で有名なのは長崎県の島原素麺。島原素麺の起こりには、小豆島からの移民説や中国の福建省由来説など諸説あり、どちらが正しいのか、現在は断定できる資料は発見されていないのだとか。
日本の素麺の名産地、覚えましたか? 素麺って、なにやら歴史を感じる食べ物…。昔に思いをはせると、素麺もよりおいしく感じそうですね。
(文・団子坂ゆみ/考務店)
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