超音波・加熱・ハイブリッド お家の加湿器はどう選ぶ?
超音波式や加熱式は、ミストや蒸気が目に見えやすいことから、一見加湿量に優れているように見えるが、一概にそうとは言えないようだ。
「超音波式やスチーム式はミストが吹き出るので、加湿されていると視覚的に感じるというのはあります。加湿量の差は、方式ではなくスペックに依存するところが大きいです」
加湿器は各機種別に推奨する間取りの広さや建物の種類(プレハブ洋室か木造和室かなど)が決まっており、これらを参考に。木造和室の場合は洋室に比べ吸湿性が高くなるため、余裕のある加湿量にしたい。しかし、多すぎる加湿量はカビの発生にもつながるため、注意が必要だ。
こう見ると、ハイブリッド式は心配要素も少なく見えるが、きちんとメンテナンスができるならば、超音波式でも問題はない。また、超音波加湿器用の空気清浄除菌剤等も販売されているので、これらと組み合わせることによってリスクを減らすこともできることも合わせて覚えておこう。
(文・鈴木大介/考務店)