タクシー、バスの乗車禁止!? 「海外駐在員の奥様」ってどんな感じ?
ご主人がちょっと変わった職業に就いている奥様にクローズアップ!今回は「海外駐在員の奥様」です。海外駐在員!カッコイイ!なんて安易な考えを持っていましたが、お話を聞いていくと治安への意識が大変なよう…。
〇〇の奥様バックナンバー
第1回:部活顧問は休日もフル活動!「先生の奥様」ってどんな感じですか?
第2回:やっぱり厳しい?「自衛隊の奥様」ってどんな感じですか?
第3回:子どもと離れて中国へ。「海外赴任の奥様」ってどんな感じですか?
第4回:七五三ってするの?「牧師の奥様」ってどんな感じですか?
今回ご協力いただいたのは、Kさん、結婚3年目の30代の女性。現在フィリピンにお住いです。
Q:結婚3年目で駐在歴2年8か月…。結婚と同時に駐在もスタートしたんですか?
K:結婚して3か月でフィリピンへ移動しました。主人と初めて一緒に暮らしたのがフィリピンです
Q:初二人暮らしが海外生活!驚きはなかったんでしょうか?
K:主人がもともと海外勤務を希望していたことは知っていましたし、私自身も海外志向だったので、駐在になったことにはそんなに驚きませんでした
ただ、駐在するのがフィリピン、というのは予想外だったそう。
「フィリピンについて私が知らなさすぎて、駐在先を聞いたときは嫌だとか、よかったとか考えられませんでしたね」(Kさん)。
Kさんはフィリピンについて、「セブ島っていうリゾート地があったような…、バナナが有名だよな…」というぐらいの印象だったそう。
K:しかし自分でフィリピンについて調べたり、家族や友人の反応を見たり、そうするうちに『危険な場所なんだ』という認識が生まれて…。不安になりました
Kさんが不安になったのは治安面。フィリピンは銃社会であることも不安に拍車をかけました。
Q:実際に住んでみて、不安はなくなりましたか?
K:実際に住んで、不安はなくなることはないですが軽減はされましたね。ただ、タクシーや夜間の路上での強盗などは、私の知人も何人か被害に遭っているので、決して他人ごとではないなと思っています
タクシーは、旅行者でも注意喚起されている部分ですね。
「でも外国人が多く住む比較的安全なエリアもありますし、タクシーには乗りませんが、昼間はひとりで歩いたりもしますよ」(Kさん)
Q:では、フィリピンの駐在員のかたのおもな移動手段は?
K:駐在員の場合は会社から専用車が貸与されています」
おお、専用車!駐在員っぽい!…と一瞬、脳天気な感想を持ちましたが、その理由が驚きでした。
K:タクシーをはじめ、公共交通機関の利用は会社から禁止されているところも少なくないんです
えっ、公共交通機関が利用禁止!?“タクシーに乗らないようにしている”というより“乗ってはいけない”のですね。
K:我が家も主人用には会社の車があって、家族(私)は別でレンタカーを利用しています
そんな治安面を持つフィリピンですが、もちろん魅力もたくさんあります。Kさんは、
K:やっぱりビーチ含め、旅行ですね!フィリピン国内なら、飛行機で1時間も飛べば、最高に綺麗な海があります。日本ではセブが有名ですが、ボラカイやパラワンなど、いいところがたくさん!私はシュノーケリング派なのですが、ダイビングする人にとっては天国だと思います
と素敵なお写真を見せてくださいました。
(撮影:Kさん)
なんて美しい風景…!Kさんは結婚後すぐフィリピンに渡ったとのことでしたから、新婚時代の思い出には、常にフィリピンの風景があるんですね。すてき…!
「フィリピンから別の国へ、東南アジアを中心に旅行もよく行きます。日本にいたころより、海外旅行へのハードルがだいぶ低くなっています」(Kさん)
「海外駐在員」と聞くと、「いいなー!カッコイイ」なんて脳天気に思っていましたが、実際にそこで働いて、住んで、そしてその家族の安全も…となると、本当に大変なこと。「駐在員の場合、会社に守られている部分は大きい」とKさんは教えてくださいました。
「海外駐在員の奥様」は、語学力や適応力ももちろん大切だと思います。
しかしそれよりも、その土地を愛して日々生活していくために、国や企業が守ってくれる部分と、自身で守らなくてはいけない部分を明確にして行動ができる――、そんな芯の強さこそが一番必要なのではないか、そう感じたお話でした。
取材協力:レアジョブ
〇〇の奥様バックナンバー
第1回:部活顧問は休日もフル活動!「先生の奥様」ってどんな感じですか?
第2回:やっぱり厳しい?「自衛隊の奥様」ってどんな感じですか?
第3回:子どもと離れて中国へ。「海外赴任の奥様」ってどんな感じですか?
第4回:七五三ってするの?「牧師の奥様」ってどんな感じですか?
ライター:三谷 アイ
〇〇の奥様バックナンバー
第1回:部活顧問は休日もフル活動!「先生の奥様」ってどんな感じですか?
第2回:やっぱり厳しい?「自衛隊の奥様」ってどんな感じですか?
第3回:子どもと離れて中国へ。「海外赴任の奥様」ってどんな感じですか?
第4回:七五三ってするの?「牧師の奥様」ってどんな感じですか?
今回ご協力いただいたのは、Kさん、結婚3年目の30代の女性。現在フィリピンにお住いです。
Q:結婚3年目で駐在歴2年8か月…。結婚と同時に駐在もスタートしたんですか?
K:結婚して3か月でフィリピンへ移動しました。主人と初めて一緒に暮らしたのがフィリピンです
Q:初二人暮らしが海外生活!驚きはなかったんでしょうか?
K:主人がもともと海外勤務を希望していたことは知っていましたし、私自身も海外志向だったので、駐在になったことにはそんなに驚きませんでした
ただ、駐在するのがフィリピン、というのは予想外だったそう。
「フィリピンについて私が知らなさすぎて、駐在先を聞いたときは嫌だとか、よかったとか考えられませんでしたね」(Kさん)。
Kさんはフィリピンについて、「セブ島っていうリゾート地があったような…、バナナが有名だよな…」というぐらいの印象だったそう。
K:しかし自分でフィリピンについて調べたり、家族や友人の反応を見たり、そうするうちに『危険な場所なんだ』という認識が生まれて…。不安になりました
Kさんが不安になったのは治安面。フィリピンは銃社会であることも不安に拍車をかけました。
K:実際に住んで、不安はなくなることはないですが軽減はされましたね。ただ、タクシーや夜間の路上での強盗などは、私の知人も何人か被害に遭っているので、決して他人ごとではないなと思っています
タクシーは、旅行者でも注意喚起されている部分ですね。
「でも外国人が多く住む比較的安全なエリアもありますし、タクシーには乗りませんが、昼間はひとりで歩いたりもしますよ」(Kさん)
Q:では、フィリピンの駐在員のかたのおもな移動手段は?
K:駐在員の場合は会社から専用車が貸与されています」
おお、専用車!駐在員っぽい!…と一瞬、脳天気な感想を持ちましたが、その理由が驚きでした。
K:タクシーをはじめ、公共交通機関の利用は会社から禁止されているところも少なくないんです
えっ、公共交通機関が利用禁止!?“タクシーに乗らないようにしている”というより“乗ってはいけない”のですね。
K:我が家も主人用には会社の車があって、家族(私)は別でレンタカーを利用しています
そんな治安面を持つフィリピンですが、もちろん魅力もたくさんあります。Kさんは、
K:やっぱりビーチ含め、旅行ですね!フィリピン国内なら、飛行機で1時間も飛べば、最高に綺麗な海があります。日本ではセブが有名ですが、ボラカイやパラワンなど、いいところがたくさん!私はシュノーケリング派なのですが、ダイビングする人にとっては天国だと思います
と素敵なお写真を見せてくださいました。
(撮影:Kさん)
なんて美しい風景…!Kさんは結婚後すぐフィリピンに渡ったとのことでしたから、新婚時代の思い出には、常にフィリピンの風景があるんですね。すてき…!
「フィリピンから別の国へ、東南アジアを中心に旅行もよく行きます。日本にいたころより、海外旅行へのハードルがだいぶ低くなっています」(Kさん)
「海外駐在員」と聞くと、「いいなー!カッコイイ」なんて脳天気に思っていましたが、実際にそこで働いて、住んで、そしてその家族の安全も…となると、本当に大変なこと。「駐在員の場合、会社に守られている部分は大きい」とKさんは教えてくださいました。
「海外駐在員の奥様」は、語学力や適応力ももちろん大切だと思います。
しかしそれよりも、その土地を愛して日々生活していくために、国や企業が守ってくれる部分と、自身で守らなくてはいけない部分を明確にして行動ができる――、そんな芯の強さこそが一番必要なのではないか、そう感じたお話でした。
取材協力:レアジョブ
〇〇の奥様バックナンバー
第1回:部活顧問は休日もフル活動!「先生の奥様」ってどんな感じですか?
第2回:やっぱり厳しい?「自衛隊の奥様」ってどんな感じですか?
第3回:子どもと離れて中国へ。「海外赴任の奥様」ってどんな感じですか?
第4回:七五三ってするの?「牧師の奥様」ってどんな感じですか?
ライター:三谷 アイ