オリンピック前に…5日間でマイホーム購入を決めた我が家のエピソード
「この土地を買おう」と夫が言ったとき、酔っ払いの冗談かと思った。事実酔っていたし、ほんの10分前には「どうせ断るんだから面倒くさい、1人で行ってきてよ」と言っていたのだ。ところが実際に土地を見た夫の決意は固く、「ここしかない」と言い張っている。
一生に一度のマイホーム購入、夫婦間で色々と揉めることもあるだろう。今回は「こうやって決めた夫婦もいる」一例として、我が家の例をご紹介したい。
転勤族を終えて地元に戻ったばかり
転勤族だった我が家は、ほんの3ヶ月前に地元の北関東のとある県に戻ってきたばかり。地元といっても全く地縁のない土地だったが、定住は決まっていた。子どもは来年入学を控える長男と1歳次男。
当初は「長男が小4くらいで家を買いたいね。オリンピックも終わるし、こっちの生活にも慣れるし」と話していた。ところが今住んでいる場所の小学校の学区内では家を買わないだろうと考えたことや、以前は賃貸の一軒家を借りていたために足音や声などを気にしなければならない集合住宅での生活に疲れ、チラチラと家を見始めてはいた。
とはいえモデルハウスを見に行ったのは1社のみ。「良い土地がない。2〜3年かけてじっくり調べよう」