美にこだわったイタリア靴の魅力
皆様こんにちは! イギリス靴、アメリカ靴ときて…今回はイタリア靴です!!
デザイン重視の華奢な靴?? イタリアの靴は上質な皮革でしっかりと作りこまれたものが多いんです!
そんなイタリア靴の魅力をご紹介します!
「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー
第1回:靴の歴史は深い
第2回:イギリス靴って何で凄いの??
第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴
イタリア靴の特徴と言えば、まずその色。
日本ではビジネスシーンでも黒の革靴が一般的ですが、イタリアでは茶やグレーといった、とても透明感のある色彩の革靴が多く見られます。
日本では良くも悪くもムラの無い、均一な製品が多いですよね。むしろ同じ製品に色むらがあると商品に出来ないといった、品質管理に厳しいお国柄なのかもしれません。イタリア靴は良質な皮革を染料で仕上げているため、独特なムラ感があります。それが逆に美しい革靴を産んでいるんですね!
作りでは、イギリスやアメリカに代表されるグッドイヤーウェルテッド製法ではなく、マッケイ製法の靴が多く見られます。グッドイヤーウェルテッド製法に比べると耐久性が弱いといわれるマッケイ製法。
一方で、靴の中と靴底を縫い付ける、ある意味で単純な作りにしているため、靴自体が非常に軽く仕上がり、返り(踏み込んだときの足への衝撃)も良く、履きやすい印象を持ちます。
もちろん好みはあるかと思いますが、シュッとしたお洒落な靴を作るにはもってこいの製法というわけです。
イタリア靴はイギリスほど伝統にとらわれず、ある意味で自由に美しい靴が作られているように感じます。非常に面白いのが1925年創業のア・テストーニによるボロネーゼ製法。
細かい作りは省きますが、ライニングが袋状になっており、中底がなく、靴自体が足に非常にフィットしやすい。固い中底を省くことで返りがマッケイ製法よりさらに柔らかいという特徴があります。1971年創業のシルバノラッタンツィ、こちらはノルベジェーゼ製法など非常に高い技術を手作業で行っています。歴史こそ長くはないものの、イタリア靴を語る上では外せないブランド!!
また1945年創業のアルティオリ。
1926年創業のマレリーは、その確かな技術からクリスチャンディオール、セリーヌ、ブルーノマリ、フェラガモなどのOEM生産を行っていたことでも有名です。そのほかにも、1990年創業のステファノブランキーニは、パティーヌと言われる手染めや個性的なデザイン、伝統にとらわれないデザイン性など他を圧倒するものがあります。
もちろん、他にもたくさんあるイタリア靴。かっちりスーツというよりはジャケットを羽織る程度のオフィスカジュアル的な雰囲気に合いそうですね。しっかり作りこまれた靴も多く、上質な皮革をハンドメイドで作っているブランドも多くあります。
伊達男じゃないと履けないようなイメージですが、是非一度挑戦してみてください!!
「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー
第1回:靴の歴史は深い
第2回:イギリス靴って何で凄いの??
第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴
ライター:高見 雅治
デザイン重視の華奢な靴?? イタリアの靴は上質な皮革でしっかりと作りこまれたものが多いんです!
そんなイタリア靴の魅力をご紹介します!
「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー
第1回:靴の歴史は深い
第2回:イギリス靴って何で凄いの??
第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴
イタリアの靴の特徴
イタリア靴の特徴と言えば、まずその色。
日本ではビジネスシーンでも黒の革靴が一般的ですが、イタリアでは茶やグレーといった、とても透明感のある色彩の革靴が多く見られます。
日本では良くも悪くもムラの無い、均一な製品が多いですよね。むしろ同じ製品に色むらがあると商品に出来ないといった、品質管理に厳しいお国柄なのかもしれません。イタリア靴は良質な皮革を染料で仕上げているため、独特なムラ感があります。それが逆に美しい革靴を産んでいるんですね!
作りでは、イギリスやアメリカに代表されるグッドイヤーウェルテッド製法ではなく、マッケイ製法の靴が多く見られます。グッドイヤーウェルテッド製法に比べると耐久性が弱いといわれるマッケイ製法。
一方で、靴の中と靴底を縫い付ける、ある意味で単純な作りにしているため、靴自体が非常に軽く仕上がり、返り(踏み込んだときの足への衝撃)も良く、履きやすい印象を持ちます。
同時にウェルトと靴底を縫う必要がなく、靴底の張り出しを極限まで抑えることが出来るため、靴のデザインとしては靴底部分を非常にすっきりと仕上げることもできるんです。
もちろん好みはあるかと思いますが、シュッとしたお洒落な靴を作るにはもってこいの製法というわけです。
イタリア靴のここがすごい。
イタリア靴はイギリスほど伝統にとらわれず、ある意味で自由に美しい靴が作られているように感じます。非常に面白いのが1925年創業のア・テストーニによるボロネーゼ製法。
細かい作りは省きますが、ライニングが袋状になっており、中底がなく、靴自体が足に非常にフィットしやすい。固い中底を省くことで返りがマッケイ製法よりさらに柔らかいという特徴があります。1971年創業のシルバノラッタンツィ、こちらはノルベジェーゼ製法など非常に高い技術を手作業で行っています。歴史こそ長くはないものの、イタリア靴を語る上では外せないブランド!!
また1945年創業のアルティオリ。
こちらは「究極のお洒落」と言われるほど、美しい造形美を生み出し、2000年代、戦争をしていた両国の大統領がどちらも愛用していたなんて逸話もあります。
1926年創業のマレリーは、その確かな技術からクリスチャンディオール、セリーヌ、ブルーノマリ、フェラガモなどのOEM生産を行っていたことでも有名です。そのほかにも、1990年創業のステファノブランキーニは、パティーヌと言われる手染めや個性的なデザイン、伝統にとらわれないデザイン性など他を圧倒するものがあります。
もちろん、他にもたくさんあるイタリア靴。かっちりスーツというよりはジャケットを羽織る程度のオフィスカジュアル的な雰囲気に合いそうですね。しっかり作りこまれた靴も多く、上質な皮革をハンドメイドで作っているブランドも多くあります。
伊達男じゃないと履けないようなイメージですが、是非一度挑戦してみてください!!
「知ってるか? 靴ってやつはな…」バックナンバー
第1回:靴の歴史は深い
第2回:イギリス靴って何で凄いの??
第3回:無骨? 質実剛健? 意外と歴史が深いアメリカ靴
ライター:高見 雅治
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