片親で育つ子どもの気持ち 子ども時代〜大人になるまで
現代は様々なケースの家族のカタチがありますよね。今回はそのケースの一例として、中学2年で父を亡くし母子家庭で育った筆者が、片親の子がどんなことを思うかについて5つのテーマに分けてご紹介します。大変なこともありますが、身に付いて良かったこともあるのです。
寂しさについて
片親だと、やはり寂しさは付きまといます。父が亡くなり、学校からの提出物も母宛に届くようになったとき(つまり父の名前が一切消えたとき)、何とも言えない寂しさを感じたのを覚えています。
それ以降も「いま父がいてくれれば…」と思うときは幾度となくありました。ただ、やはり人間は慣れる生き物。次第に「父がいないからこそ、いま自分はどうすべきだろう」に変わるのです。
その後、寂しさが人生にどんな影響を与えるかは、子どもの性格によって変わります。私には妹がいますが、妹は自分が寂しい思いをした分、結婚したら家庭に入りたいと言います。いっぽうで私は自分の好きな仕事をしたいと思うほう。姉妹でも差が生まれるものです。
親の再婚について
母は再婚をしていません。私は父の記憶があるので、子ども時代にもし再婚さたらやはり複雑な思いをしたでしょう。