急増する事実婚とは? メリット・デメリットのまとめ
「入籍することこそが結婚である」という観念が薄くなり、事実婚や週末婚といった形態を選ぶ人が増えている近年。こうした結婚観の変化は若者特有のものではなく、シニア層でも広がりを見せているようです。
とくに、夫婦別姓が法律的に認められていない現状では、改姓せずに済む“事実婚”に対するニーズが絶えることはありません。そこで事実婚とはどういうものか、そのメリットとデメリットを改めておさらいしてみたいと思います。
事実婚とは?
事実婚とは、当事者の夫婦が主体的に婚姻届を出すことなく、事実上の夫婦生活を営んでいる状態を指します。いわゆる「同棲」状態との違いは「夫婦であるという意思」が共有されているかどうか。また扶助義務や貞操義務、財産分与請求権などが付与されるといった違いもあります。
とはいえ、やはり一般的な届出婚と異なる部分はたくさんあります。
事実婚を選んだ際のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
事実婚のメリット
1. 姓を揃える必要がない
2. 改姓に伴う手続きを省くことができる
3. 離婚の際にバツが付くことがない
現在では、夫婦別姓のために事実婚を行う夫婦が多いようです。