くらし情報『やめる勇気も時には必要。「苦手の克服」よりも「自分の得意なこと」を伸ばそう』

やめる勇気も時には必要。「苦手の克服」よりも「自分の得意なこと」を伸ばそう

自分の苦手なこと、できないこと、嫌いなものほど目につきがち。「頑張って克服しよう」と努力する人も多いでしょう。でもその努力を「努力を止める勇気」に変えてみることで、楽になるかもしれません。

目次

・苦手分野はあなたの役割ではない
・自分の得意なことを伸ばすべき
・得意なことをしていても、人生は短い


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苦手分野はあなたの役割ではない

苦手なことを克服しようとすると、どうなるか。良い例として、筆者の入社時の話をします。

新卒で金融の営業職に就職。しかし「人見知り、会話下手、本音と建前の区別がつかない、お世辞が言えない、ポーカーフェイスができない」という性格。それでも毎日電話外交をしましたが、まずほとんど話さえできません。
話せても良いと思えないものを勧めることができず、誰が聞いても棒読み状態。

「棒読み」がスタートで、そこから「普通に読む→説明する→勧める→自然と勧める」までの道のりは長いもの。それぞれにも段階があり、勧めるにしても「わざとらしさを抜く→断られても再アプローチする→心から良いと思って勧める」と上達していかねばならないのです。

慣れるまでにかなりの月日がかかりましたし、結局自分で良いと思えないものは「説明レベル止まり」。どうしても思ってもないことはうまく言えず、苦しい日々が続きました。

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