“おしゃぶり”の選び方ポイントとおすすめアイテム5選
乳首ではないものを口に入れることで、ものの形や特徴さらには自分の体について学んでいくという指摘もあります。食べることの練習を始めることにもなるため、赤ちゃんがおしゃぶりなどを使うことは、発育の面でも有利だというわけです。
赤ちゃんの突然死のリスクを軽減するという驚きの効果があることもわかっています。
ただし、おしゃぶりを使うことにはデメリットもあるとされています。1989年3月、産科施設とそこで働く職員に向けて、WHOとユニセフが共同で「母乳育児を成功させるための十か条」を発表。そのなかで、
母乳で育てられている赤ちゃんに人工の乳首やおしゃぶりを与えないようにしましょう
「母乳育児を成功させるための十か条」より引用
と訴えかけています。これ自体はママたちが赤ちゃんを母乳で育てることを促すためのメッセージですが、おしゃぶりを新生児に与えてしまうと、母乳を飲まずにミルクばかりを飲むようになる傾向が指摘されているのです。
また、おしゃぶりは歯並びを悪くする原因になるともいわれています。
日本小児歯科学会の「小児科と小児歯科の保健検討委員会」はおしゃぶりを使うと不正咬合が高い頻度で見られ、とくに長期間にわたって使用し続けるとその傾向がさらに増すと報告しています。