粉ミルクのアレルギーに注意! アレルギーの症状と対処方法
体が受け付けないために特定の食物が摂取できない「食物アレルギー」。この食物アレルギーを、赤ちゃんも抱えている可能性があることをご存知ですか?
粉ミルクを飲ませたあとに様子がおかしくなる場合、粉ミルクに対するアレルギーが原因かもしれません。この記事では、粉ミルクアレルギーの症状についてご紹介します。
粉ミルクのアレルギー症状とは
乳児期のアレルギーは、主に粉ミルクを飲ませることで起こります。ただし、まれに母乳で起こることもあるため、母乳育児なら大丈夫だと言い切れるわけではないことを覚えておきましょう。
まずは主な症状についてご紹介します。
症状は嘔吐・下痢など
アレルギーの症状は、嘔吐や下痢、血便など。粉ミルク(母乳)によって胃や腸がアレルギー反応を起こすことで現れます。
粉ミルク(母乳)を飲んですぐ症状が現れるわけではないため、授乳後、時間が経ったあとの症状にも注意が必要です。
正式名称は「新生児・乳児消化管アレルギー」
粉ミルクや母乳によりアレルギー症状が現れることを、「新生児-乳児消化管アレルギー」と呼びます(新生児-乳児疾患研究会より)。なお、これは暫定的な病名です。
日本では1995年頃から症例の増加が見られていますが、まだ確定した指針がなく、医療機関ごとに対応しているのが現状です。