育休は男女ともに認められている権利です。しかし、まだまだ男性が取得しやすい環境が整っているとは言いづらいですよね。
その原因のひとつは、社員を休ませることで職場にかかる負担。その負担を軽減させるため、育休制度を整えることで会社側が補助金をもらえる制度について、ご紹介します。
1. 男性の育休取得が増えない理由とは
平成28年度における男性の育児休業の取得率は3.16%。前年度よりわずかに上昇したものの、まだ1割にも満たない割合となっています。
一方、女性は8割以上の人が育休を取得。まだまだ育児は母親に一手に任されているようです。
なぜ育休を取得する男性は増えないのでしょうか。
収入が不安だから
まず、大きな理由として挙げられるのが収入面。妻が妊娠出産を機に仕事を辞めている場合は、夫の収入がなければ生活していけない状態になってしまいます。妻が仕事を辞めていなくても、夫が育休を取得するとなると、どうしても家計面での不安が拭いきれない家庭が多いでしょう。
一家の大黒柱が自分だという自負・自覚がある夫であればあるほど、自分が育休を取るということに考えが及ばないかもしれません。