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家事を好きになれないのは、頑張りすぎているからかも

メオトーク
家事を好きになれないのは、頑張りすぎているからかも

あなたは家事を好きだと言えますか?

多くの人は「やらなきゃいけないからやっている」と答えるのではないでしょうか。しかしどうせ毎日こなすものですから、義務感だけでなく好き、楽しいという気持ちで行いたいですよね。

どうしたら家事を好きになれるのでしょう。

 

1. 家事は好きですか?


at home VOXが全国20〜59歳の男女1457名に行った家事についての調査。「家事は好きですか?」という質問に対しては、以下の結果が得られたそうです。

家事を好きになれないのは、頑張りすぎているからかも


「はい」は約4人に1人の割合で、「いいえ」は半数近い結果に。「どちらでもない」と答えたかたは「はい」より多く、家事を義務的なものと捉えているのかもしれません。ちなみに、男女差や世代差はほとんどなかったそうです。


また、好きな家事について聞いたところ、「特にない」が38.5%で最多となっていたそうです。やはり義務感から、日常の家事を淡々とこなすかたが多いのだと考えられます。

5つの国の比較から見えてくること
それでは、海外では家事についてどう考えているのでしょうか。リンナイ株式会社が以下5か国の30~49歳の男女計500名を対象に、「世界の共働き夫婦の家事事情」について探る意識調査を実施しました。

  • 日本の東京
  • 韓国のソウル(共働き夫婦が少ない)
  • アメリカのニューヨーク(ナニー文化が浸透している)
  • ドイツ(共働きが主流)
  • デンマーク(ワーク・ライフ・バランス先進国)

この調査で「あなたは、配偶者(パートナー)と家事を分担していますか」と質問したところ、全体で約8割(79.4%)の夫婦が家事を分担していることがわかりました。5か国ごとの割合は以下の通り。

1位:アメリカ(93.0%)
2位:韓国(87.0%)
3位:デンマーク(84.0%)
4位:ドイツ(77.0%)
5位:日本(56.0%)

アメリカが約9割で最も分担しているのに対して、日本は約5割と最も分担の割合が低い結果に。平均である79.4%にすら届いていません。
そこで、家事の分担別に「あなたは、家事をすることが好きですか」と聞いたところ、以下の回答を得ることができたそうです。

日本(家事が好きな割合)

  • 分担している(50.0%)
  • 分担していない(54.5%)

韓国(家事が好きな割合)

  • 分担している(44.8%)
  • 分担していない(23.1%)

アメリカ(家事が好きな割合)

  • 分担している(85.0%)
  • 分担していない(57.2%)

ドイツ(家事が好きな割合)

  • 分担している(67.6%)
  • 分担していない(47.8%)

デンマーク(家事が好きな割合)

  • 分担している(75.0%)
  • 分担していない(50.0%)

日本以外の4か国が、家事を分担しているほうが「家事が好き」と答えているという結果に。家事分担の割合が最も多かったアメリカは、分担している人が85.0%もの割合で「家事が好き」と答えています。分担の割合が高く家事が好きだなんて、まさに理想の夫婦像といえますね。

もしかしたら日本人は、家事が上手に分担できていないから「家事が好き」の割合が少ないのではないでしょうか。家事分担が上手くいけば、家事のことを好きになれるのかもしれません。

 

2. 日本の女性は頑張りすぎ?


同調査にて、「あなたは家事スキルが高いと思いますか。同様にあなたの配偶者(パートナー)は家事スキルが高いと思いますか」という質問をしたところ、日本人女性は家事について「世界でもっとも自己評価が低く」、「配偶者からの点数と乖離がみられた」という結果に。


つまり、配偶者が評価してくれているのに気づかず、自分では「もっともっとやらなきゃ」と追い込まれている可能性があるんです。

また一方で、日本人男性の家事スキルに対する評価(自己・配偶者含め)は世界で最低。家事ができないから分担できないないのか、分担しないからできないのかはわかりません。とにかく、男性の家事スキルを上げる必要があるのではないでしょうか。

男性を「家事を任せられる夫」にするには
夫の家事スキルをあげるにはどうしたらよいのか、いくつかのポイントをまとめてみました。

  • 1度やらせてみる
    夫に家事を1度やらせてみることで、その大変さや面白さに気がつくかもしれません。「家事って意外と奥深い」「達成感がある」というふうに、家事に対してプラスに思ってくれたら良いですね。まずはやりがいを感じやすい家事である、料理を作ってもらったらどうでしょうか。
    > 夫を料理男子にする方法とは?
  • 文明の利器に頼る
    スマートスピーカーやアプリ、便利家電に頼ってみるのも良いでしょう。家事の効率化にもつながりますし、機械が好きな夫の場合は家事をするテンションも高まるかもしれません。> スマートスピーカーで夫婦の家事分担を解決!
    > めんどくさい家事をアプリで解決!夫婦で使える便利なiPhoneアプリ
    > アプリで名もなき家事が一目瞭然!夫婦のリアルな感想
  • 「魔のひとこと」に注意する
    家事を助け合う気をなくす「魔のひとこと」を言っていませんか?夫婦が助け合うためには「感謝の気持ち」や「思いやり」がなによりも大切です。今一度自分の言動を振り返ってみましょう。> 夫婦が家事を助け合えないのは、あなたの「一言」が原因かも?
  • 夫と妻の「家事の認識の相違」をなくす
    夫と妻とでは、家事についての捉えかたが異なります。夫としては「家事を手伝ってあげている」と思っているケースが多いのですが、妻にとっては「家事の数%しかしてないのになぜか感謝してほしそう」と不満に思っているわけですね。まずは夫婦間の認識を改めるため、話し合いをする必要があります。家事を仕事に置き換えて考えてみると相違点についてよりわかりやすくなるので、以下のメオトークの過去記事をご覧になってみてください。
    > あなたが「家事をしない夫」だと思われてしまう理由を仕事に置き換えて考えてみた

「家事は義務」「仕方なくやる」という気持ちでは、家事を好きにはなれませんよね。特に日本は他の国に比べて、家事に対する意識が低いことがわかりました。妻は「私は家事を頑張っている」と自分を肯定することから始めてみてください。夫はとりあえず「家事スキルを上げる」よう努力しましょう。

夫婦の家事分担が進めば、各国のように「家事が好き」という気持ちになれるかもしれません。そうすれば毎日の生活がもっと明るく楽しいものになれるかも。今から少しずつ、夫婦で家事に対する意識を変えていきましょう。

 

参考:
料理に洗濯掃除に買い物みんなが好きな家事・嫌いな家事は?
<熱と暮らし通信>世界5カ国の「共働き」に関する意識調査世界5カ国で約8割が「夫婦で家事を分担している」と回答家事を分担していない国1位は「日本」

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