「食育」ってどんなもの? 我が家でできる食育を考えよう
「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。
しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。
1. 「食育」とは
すっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?
農林水産省では、食育を以下のように定義しています。
生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること
(農林水産Webサイトより引用)
食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。
食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。