男性の育児休業の取得方法と内容とは? 取得率と理解のためにすべきこと
近年、ニュースなどで取り上げられる機会が増えている男性の育児休業。共働き家庭が増えている昨今、「夫も積極的に育児に参加しよう」という動きが活発化しています。
実際のところ男性の育児休業取得の現状はどうなのでしょうか。厚生労働省の統計などを元に解説します。
育休取得率はどのくらい?
厚生労働省が平成29年に行なった雇用均等基本調査によると、実際の男性社員の育児休業取得率は調査対象の企業全体の中で3.16%です。
それに対し、女性の育児休業取得率は調査対象の企業全体の中で81.8%で、男性に比べて圧倒的に高い割合となっています。
出産をするのは女性ですのでこの数字は妥当なものかもしれません。しかし、男性の3.16%はやはり低いように感じますね。
2020年までに休暇取得率を80%に
政府としては、2020年までに配偶者の出産時の休暇取得率を80%にしたいとの目標を掲げています。これは多くの企業で導入されている「配偶者出産休暇」という、4日から6日間の休暇制度などを利用して、出産の立会いを行う際の休暇です。
しかしながら現在の配偶者出産時の休暇取得率は56%と、ハードルは高そうな様子。