出産育児一時金の差額を受け取るには? 受け取り方法と手続きの流れ
出産育児一時金とは、健康保険に加入している、あるいは配偶者の健康保険の扶養に入っており、妊娠から4ヶ月以降の出産時に利用できる、健康保険の制度です。
子ども1人につき42万円が受け取れますが、出産費用がそこまでかからなかった場合は差額を受け取ることができるんです。
子育てには何かとお金がかかるもの。損をしないよう、出産育児一時金の差額の受け取りかたについて知っておきましょう。
差額が受け取れる支給方法は?
まず、出産育児一時金の支給方法には3種類あります。
1. 直接支払制度
健康保険組合から医療機関に対して、出産育児一時金が直接支払われる制度です。
被保険者が医療機関の窓口で高額な出産費用を払う必要がなく、もし出産費用が出産育児一時金の支給額を上回っても、不足分だけを医療機関の窓口で支払うかたちになります。
2. 受取代理制度
一部の産科や助産院で取り入れられている制度で、内容としては、直接支払制度とあまり違いはありません。
医療機関に出産育児一時金が支払われ、被保険者は不足分があった場合に医療機関の窓口で支払います。
ただし、直接支払制度よりも申請手続き時に必要な書類が増え、手間がかかります。