出産手当金で受け取れる金額の計算方法【2018年現在】
出産手当金の条件、金額の算出方法の概要をまとめました。大まかな流れを把握する際の参考にしてみてください。
出産手当金の受給条件
出産手当金の受給条件は以下のとおりです。
- 社会保険の被保険者であること
- 妊娠4ヶ月以上(85日)の出産であること
- 出産のための休暇取得で、その間に給与の支払いを受けていないこと
支給金額の計算方法
出産手当金の計算方法は「出産手当金の支払い日前日から継続して勤務した12ヶ月の給与の報酬金額を、30日で割ってその金額に2/3をかけた金額」です。
算出期間で給与額の変動があった場合
継続勤務中に月額の標準報酬金額が減った場合、支払いがなかった場合も、出産手当金の支払日前日から継続した12ヶ月中であればその平均となりますので、支払い金額に影響が出ます。
例えば出産手当金の受け取りが1月1日だとして、前年の1月から6月の給与が15万円、7月から12月までが30万円だった場合は、年間の給与が270万円です。
270万円を12ヶ月で割ると平均22.5万円。それを30日で割った金額に2/3を掛けると、5,000円という金額が算出されます。その額が休暇1日に対する手当金になります。