事実婚で子どもが生まれたら苗字や戸籍はどうなる? デメリットは?
届出に必要なものは、父親の署名・押印をした認知届書、印鑑と戸籍謄本、承諾書、本人確認書類です。
戸籍謄本は、本籍地以外で届出をする際に必要となります。父親または認知される子どものものを、妊娠中であれば妻である母親の戸籍謄本を添付しましょう。
承諾書は、妊娠中の場合、妻のものが必要です。
事実婚のメリットとデメリット
夫婦別姓が認められていない日本では、苗字を変えたくないという理由で事実婚を選ぶケースも多く見られます。
従来の法律婚に抵抗感を抱いている人もいるでしょう。
事実婚が子どもに与える影響は、今回ご紹介したとおりです。夫婦仲が良好であれば、認知でトラブルになることも考えにくいため、さほど大きなデメリットはないといってもよいでしょう。
考えられるものとしては、子どもが父・母いずれかと苗字が違うことに気づいたときの説明の義務ですが、家族関係が安定していれば、子どもが不安定になるなど大きな問題に発展することはないのではないでしょうか。
増えてきているとはいえ、まだまだ身近なものとまではいかない事実婚。夫婦にとってのメリット・デメリットも確認し、ふたりが納得いくスタイルを選びたいものですね。