それぞれの違いについて解説しましょう。
乾燥機付き洗濯機・縦型
縦型は、はじめに洗濯槽に水を注入してから、遠心力や水流によって衣類をこすり合わせながら洗います。たくさんの量の水を使って洗剤をよく泡立てるため、汚れをキレイに落とすことが可能です。サイズも比較的小さいため、軽量で設置場所もとりません。ドラム式に比べて購入価格が安価であるのも縦型の魅力と言えるでしょう。
ただし、洗濯槽のなかで洗濯物が互いに接触し合って摩擦してしまうため、洗濯物に負担がかかり、傷みやすいという欠点があります。また、縦型の場合、遠心力を用い洗濯物をかき回しながら乾燥を行う場合がほとんど。そのため、洗濯物が洗濯槽にへばり付きやすく、空気の流れが悪くなりがちで、乾燥に時間がかかる傾向があります。
洗濯物を洗濯槽から取り出す際、奥の方まで手を伸ばさなくてはならないので、とくに大物の取り扱いは面倒です。シワができやすいというデメリットもあります。
乾燥機付き洗濯機・ドラム式
ドラム式は、日本ではドラムがななめ向きに設置された「ななめドラム」が主流。ドラムを回転させることで洗濯物を落下させ、叩きつけるようにして洗剤を泡立てながら洗う「たたき洗い」