要介護認定を受けるための申請方法とは? 認定を受けるために必要なこと
また、介護がなくても生活できるが身の回りの世話などに支援が必要と判断された場合は、要支援認定がされて公的介護保険サービスを受けることができます。要介護(要支援)認定は介護保険給付額と深く関わるため、認定基準は全国で統一されています。
ひとくちに要介護状態といっても、どのような介護がどれくらい必要かはその人によって異なります。そのため申請後に審査を行い、本人が要介護状態にあると認められれば認定がおります。要介護認定基準は必要な介護内容に応じて5段階に、要支援認定は2段階に分類されています。
新しく介護が必要になった場合は新規申請を行い、以降は定期的に更新申請を行います。病状が変化して必要な介護の内容が変わったら、区分変更申請を行います。
要介護認定はどのように行われる?
認定を客観的かつ公平に行うため、コンピュータの判定や専門家の話し合いなどによって2段階の審査が行われます。
病気の重さと要介護度の高さは、必ずしも一致するとは限りません。例えば頻繁に徘徊して介護者の負担が大きかった認知症患者が寝たきりになった場合、病状は進んでいるものの介護にかかる手間はそれほど増えないと見なされて要介護度が変わらない場合があります。