介護リフォームにかかる費用相場と種類とは? 補助金を受けるコツ
自宅介護において、介護する側・される側両方の負担を軽減し、より過ごしやすくするために導入したいのが「介護リフォーム」です。
個人の状態によって、難しいと感じる活動内容は大きく変わります。だからこそ必要な場所に適切なリフォームを行えば、できることが大幅に増え、介護する側・される側双方の生活の質が上がることもしばしば。
今回は介護リフォームを取り入れる時のポイントや制度、設置箇所や相場などをご紹介します。
介護リフォームとは
そもそも、自宅介護の際に検討される「介護リフォーム」とはどのようなものかご存知ですか。
脳卒中や脳梗塞が有名な脳血管疾患は、介護が必要となる原因疾患の第1位と言われています。脳血管疾患から回復した人は体に麻痺が残ることが多く、ちょっとした段差であっても障害となることもあります。
こうした生活の基盤となる自宅の障害を軽減するために行うリフォームを総じて、介護リフォームといいます。
介護リフォームの具体的な例としては、手すりやスロープといった道具の設置による、自由度の向上があります。他にも、転倒防止のためにお風呂場を滑りにくいタイルにする、トイレの空間を広くするなどの空間の完備といった方法も含まれます。