プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」の第22回受賞者が阪神・矢野燿大監督に決定しました。2010年に筋ジストロフィー患者・児童養護施設の子どもたちへの応援基金「39(サンキュー)矢野基金」を設立。電動車いすの支援や寄付などに継続的に取り組んできたことが評価されました。
第22回ゴールデンスピリット賞を受賞した阪神・矢野監督
【選考過程】
ノミネートされた10人を対象とした選考委員会では、活動の規模や期間、さらには「コロナ禍を受け、この賞も再出発の時。社会へのアピール性が強いもので合ってほしい」(佐山委員)といった観点から議論が進められました。最終候補に挙がったのは矢野監督、巨人・菅野選手(介助犬の普及支援)、日本ハム・宮西選手(ホールド+セーブ数に応じた金額の寄付)の3人。矢野監督は「引退後も地道に活動を続けてきた」(長嶋委員=文書で参加)という継続性や現役時代から12年と活動期間が長く、寄付総額も4500万円を超えることなどの点も評価され最後は満場一致で決定しました。
(ノミネート選手)
村上宗隆内野手(ヤクルト)、田島慎二投手(中日)、菅野智之投手(巨人)