2022年11月8日 12:00
舞踏家・笠井叡とその師 大野一雄が踊った 『笠井叡 DUOの會』上演間近 カンフェティでチケット発売
19歳の笠井の死体を隠坊となった大野が焼くという内容で、抽象ダンスでも具象ダンスでもない、その中間の「新具象ダンス」を摸索した作品。
「丘の麓」(1972年)青年座
舞踊評論家の市川雅氏が「現代舞踊の異形」展を企画し、「丘の麓」はその第1回の企画展において上演された。松山俊太郎が所持していたビアズリーの原典を、澁澤龍彦が翻訳して話題になった小説をダンス作品として創作。大野一雄が客演し、ヴィーナスとしてデュオを踊った。
「病める舞姫」(2002年)スパイラルホール
2002年に都内で開催された「JADEインターナショナルダンスフェスティバル」にて舞踏の創始者:土方巽を顕彰し、舞踏の現在を紹介する企画「土方メモリアル」にて原作:土方巽、振付・出演:笠井叡、特別出演:大野一雄にて発表されたデュオ作品。
プロフィール
笠井 叡Akira Kasai舞踏家/振付家
1943年生まれ。60年代に大野一雄、土方巽に出会い、舞踏家として活動を始める。71年天使館を設立。
79年〜85年ドイツに留学し、オイリュトミーを研究。帰国後、94年に『セラフィータ』で舞台に復帰。これまでに、「牢獄天使城でカリオストロが見た夢」