~地域資源を活用した日本の海洋環境、磯焼け問題を解決するプロジェクト~ イスズミやアイゴなど低利用魚を活用したドッグフード商品化に向け2024年3月1日(金)からクラウドファンディング開始
立命館グローバル・イノベーション研究機構の光斎翔貴(こうさい・しょうき)准教授は、日本の海洋環境を破壊する「磯焼け」の原因の一つである低利用魚を有効活用した高栄養価ドッグフードの開発・商品化を進め、環境問題解決と地域の新たなビジネス創出に取り組んでいます。この度、低利用魚ドックフード「Ocean harvest(オーシャンハーベスト)」の商品化・事業化に向け、2024年3月1日よりクラウドファンディングを開始します。
Ocean harvest(オーシャンハーベスト)
Ocean harvest(オーシャンハーベスト)
長崎県五島市周辺の海域では、「イスズミ・アイゴ」等の低利用魚が海藻類を食い漁り、重要な生態系を構成する藻場が減少する「磯焼け」が進行しています。この「磯焼け」問題に対処するため、水産庁は「藻場・干潟ビジョン」を策定し対策を進めています。
立命館の光斎は、この問題に着目し、低利用魚イスズミ等を人間ではなく、ペット用に加工することで、マネタイズを図る取り組みを行っています。「Ocean harvest(オーシャンハーベスト)」として発売される製品は、イスズミやアイゴの白身を使用したノンオイルコーティング、小麦グルテンフリーの総合栄養食で、栄養バランスに優れた健康食品として提供されます。