くらし情報『民主主義の精神に反する、一番の愚行とは? ~「選挙」を考える『日本国民のための 【明解】 政治学入門/髙橋洋一 著』より紹介』

2021年10月20日 09:00

民主主義の精神に反する、一番の愚行とは? ~「選挙」を考える『日本国民のための 【明解】 政治学入門/髙橋洋一 著』より紹介

民主主義の精神に反する、一番の愚行とは? ~「選挙」を考える『日本国民のための 【明解】 政治学入門/髙橋洋一 著』より紹介


第49回衆議院選挙が10月19日公示されました。そして10月31日に投票が行われます。そもそも〈政治〉とは何なのか。〈政治〉を知る必要はどうしてあるのか。それによってなにがわかってくるのか。なぜ知るべきなのか――『日本国民のための 【明解】 政治学入門/髙橋洋一 著』より抜粋しご紹介いたします。

国会議員は「人気商売」

私は仕事柄、国会議員と接する機会も多い。
単純に言って、みな「感じのいい人」だ。

愛想がよく、話題が豊富で、機知に富んだジョークを飛ばしつつ、その場にいる人たちが不快にならないように気を配る。義理人情にも厚い。
それもそのはずだ。国会議員は「人気商売」だからである。
秋葉原発祥のアイドルグループが、ファンの人気投票数を競うというイベントを行なっているが、それを「総選挙」と銘打ったのは実に言い得て妙である。
国会議員を選ぶ選挙も、まさしく人気投票と言っていい。
当選したいのなら、できるだけ多くの人に好かれなくてはいけない。そして多くの人に好かれるには、感じよくしなくてはいけない。

もちろん腹の底で何を考えているかはわからないが、国会議員に「感じの悪い人」がいないのは当然というわけだ。

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