累計100万部を突破した大人気『語源図鑑』シリーズから、ついに『漢字の語源図鑑』が登場! イラストでわかりやすく簡単に、知らない漢字も芋づる式に覚えられます
また、語源を理解することで、初めて出会った難しい漢字も読みや意味を推測できるようになるでしょう。
さらに、漢字ひとつひとつにイラストが添えられている点も本シリーズの大きなポイント。イラストを手がけたのはイラスト書道家として活躍している和全氏。和全氏の語源の本質を突いたイラストが印象に残りやすく、漢字を右脳と左脳で体感・理解することができます。
◆親字と子字の関係が分かる「漢字構成図」を掲載
ほとんどの漢字字典は、部首(偏や旁)で漢字を分類・説明していますが、本書では部首ではなく、漢字の中の同じパーツである「音符と意符(漢字から偏や旁を引いてあとに残ったもの。本書では親字(おやじ)としています)」に着目。その漢字から生まれ出た漢字= 子字(こじ)との関係を考えていきます。たとえば、悲、俳、排、扉、輩、徘、斐に、共通している「非」という字。
本書では「非」の語源を次のように解説します。
今はあまり見かけませんが、細長い木片の左右両側に細かく挽かれた歯のある梳き櫛の象形= 非(ヒ)。
この両側の櫛の歯を、互いに向き合っている=左右に並ぶと考えるのか、互いに背を向け合って対立している=左右に分かれると考えるのかで、非の語源説明に違いがあります。