夏休み明けの子どもが心配。『不登校の9割は親が解決できる』がネット書店を中心に異例のヒット
本書が2か月以上、堅調に売れ続けている背景について、「専門家から見守りましょうと言われているが、いっこうに解決しない」「子育てや教育の問題は、他人に相談しづらい」「子どもが不登校だと知られたくない」など、不登校の問題で悩んでいる保護者が急増しているからではないかと考えられます。
■1日10回以上子どもを褒める
著者が運営する不登校解決支援サービスでは、再登校人数は1,000名を超え、平均再登校日数は18日。再登校率は90%を超えています。このサービスのメソッドを紹介する本書では、一例として子どもを「1日10回以上褒めてください」とアドバイスしています。子どもは褒めてもらうことで愛情を感じ、自己肯定感を高めることができるからです。ただし「他人と比較して褒める」「機嫌の悪いときに褒める」「口先だけで褒める」の3つの褒め方は逆効果になると注意しています。こうした家庭内のコミュニケーションに役立つ具体的なヒントが、数多く紹介されているため、本書には保護者からの関心が集まっています。
■『不登校の9割は親が解決できる』について
【目次より】
●無理やり学校に連れて行っても解決しない
●不登校の原因を取り除けば、学校に行けるようになるのか
●フリースクールを選択する前に知っておきたいこと
●見守るだけでは解決しない
●対応が遅れるほど登校しにくくなる
●不登校とデジタル機器の相性は最悪
●不登校家庭でのデジタル禁止ルール
●ルールに反発して、子どもが取りがちな行動とは
●期待をせずに信頼しよう
●不登校の子に言ってはいけないNGワード
●1日10回以上褒めよう
●不登校を乗り越えた経験が財産になる
【著者】
小川涼太郎(おがわりょうたろう)