くらし情報『コロナ禍を深刻にした真因は何か 與那覇潤が見えすぎてやばい『過剰可視化社会』に警告』

コロナ禍を深刻にした真因は何か 與那覇潤が見えすぎてやばい『過剰可視化社会』に警告

指標が注目を集める一方、ネットで飛び交う正誤不確かな情報や、人間の品性が劣化していく現象を議論
●磯野真穂氏……視覚的な心地よさばかりが重視される世相の由来と、克服への道のり

『過剰可視化社会』について

【目次】

第1章社会編――日本を壊した2010年代の「視覚偏重」
第2章個人編――「視覚依存症」からはこうしてリハビリしよう
第3章「見える化」された心と消えない孤独――心理学との対話東畑開人×与那覇潤
第4章「新たなるノーマル主義」を超克せよ――哲学/文学との対話千葉雅也×与那覇潤
第5章健康な「不可視の信頼」を取り戻すために――人類学との対話磯野真穂×与那覇潤

【著者】

コロナ禍を深刻にした真因は何か 與那覇潤が見えすぎてやばい『過剰可視化社会』に警告

著者近影(写真:稲垣徳文)

與那覇潤(よなは・じゅん)
評論家。1979年、神奈川県生まれ。2007年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。日本近現代史を専攻する歴史学者として著書多数。同年から15年まで地方公立大学准教授として教鞭をとった後、うつによる休職を経て17年離職、現在は在野で活動。新型コロナウイルス禍での学会の不見識に失望し、21年の『平成史――昨日の世界のすべて』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄している。

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