くらし情報『大震災時の迂闊な一斉帰宅には要注意!』

2022年3月11日 10:00

大震災時の迂闊な一斉帰宅には要注意!

寒冷地や冬季では雪や凍結などで避難開始や移動が遅れること、水に濡れることで低体温症への注意が必要です。

大震災時の迂闊な一斉帰宅には要注意!

出典:首都直下地震(都心南部直下、冬夕、風速8m/s)により想定される全壊・焼失棟数(内閣府HP)

都市部における3.11の負の教訓

都市部における3.11の負の教訓は「帰宅できてしまったこと」。
大地震時は帰宅してはいけない、首都直下地震等では、都市周縁部の木造密集地域の火災、一時滞在施設が開設されないリスクがある。

高層ビルやタワーマンションなどでは、ユッサユッサとゆっくりした揺れ方で、周期が数秒?10秒以上でゆっくりと長く揺れる、「長周期地震動」の発生が懸念されます。3.11では震源から遠く離れた大阪市内の高層ビルで、10分以上の間揺れが続き、1m以上の揺れ幅の揺れでエレベータの閉じ込めや内装材の破損などの事例もありました。高層建物の利用者・入居者は、長周期地震動で家具や什器が大きく移動してくることや、転倒することに備えて、据え付けや固定を確実にすることが求められます。3.11の際では多数の帰宅困難者も発生しました。都心近辺に居た方で、帰宅に苦労された方は少なくないでしょう。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.