戦場ジャーナリスト佐藤和孝の最新刊『タリバンの眼』 40年以上のアフガニスタン取材経験をもとに緊急発刊
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、佐藤和孝著『タリバンの眼』(定価968円・税込)を、2021年12月15日に発売します。2021年8月、アメリカ軍のアフガニスタン撤退とともに首都カブールを制圧したタリバン。イスラム過激思想の武装集団とみなされていますが、兵士たちに同行取材もしてきた著者は、「武装集団に身を投じるほかない過酷な現実を知るべきだ」と指摘します。現場目線で真実を伝えたいという思いから、緊急発刊が決定しました。
『タリバンの眼』表紙
アフガニスタンは100年前の日本だ
タリバンが暫定政権を樹立すると、「人権抑圧」「女性差別」について欧米メディアがいっせいに批判しました。しかし著者の佐藤和孝氏は、本書で「アフガニスタンは100年前の日本だ」と述べています。100年さかのぼれば、欧米も日本も今のアフガニスタンと同様の問題を抱えていたのです。とくに本書では、幕末維新や戦時下の日本との類似点を指摘。
また、アメリカはなぜタリバンに敗れたのか、アフガニスタンの人々は今後どうなるのかなど、1979年代から現地で取材を重ね、アフガニスタンの要人とも人脈を持つジャーナリストならではの視点で考察します。