AGAだけじゃない!?男性に多い脱毛症の種類を解説した【医師監修記事】を2/27公開
AGAになると、毛髪が成長する成長期が短くなります。また、毛髪が抜けてから新しい毛髪が生えてくるまでの休止期が長くなるため、結果として薄毛になってしまうのです。とくに前頭部や頭頂部など目立つ部分に脱毛が生じるため、生活の質(QOL=Quality of Life)の低下につながりやすくなります。
発症には男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」が関係していて、これが増えることで毛周期が乱れて毛髪が抜けやすくなります。また、遺伝的要因やストレスによる頭皮環境の悪化も、AGAの発症に影響を与えると考えられています。
AGAは20代後半から増え始め、年代が上がるにつれて発症頻度が高くなります。進行性のため完全に治すことはできませんが、生活習慣の改善や薬物療法によって進行を遅らせることはできます。
〇円形脱毛症
円形脱毛症とは、その名の通り円形(もしくは楕円形)に毛髪が抜けてしまうものです。
脱毛範囲(脱毛斑)は1円玉くらいの小さなものから、頭部全体に広がるものまでさまざまです。また、1か所だけの場合もありますが、脱毛斑が複数個できる場合もあります。
円形脱毛症はストレスが原因というイメージがありますが、近年、自己免疫疾患との関連が指摘されています。