2022年3月19日 10:00
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝・二山治雄と、振付家としても活躍中の才能溢れるダンサー、宝満直也を迎えて描く愛と成長のファンタジー Dance Marché「星の王子さま」4/27開幕!
その時の自分の立場や心情によって、読むたびに心に響く箇所が違ってくる不思議な本です。
子供の時は、正直「よくわらないなぁ」という印象でしたが、それは私自身が「子供」であり、「おとな」の「お」の字を理解できなかったからだと思います。
星の王子さまは、「おとな」の「お」の字を理解しつつ、体現しています。
そう、「おとな子供」への変化の時。
可愛く無邪気な子供だけではなく、自分が傷ついたことから、後悔し、責任を持とうとしています。なぜなら「愛や絆」を知ってしまったから。
なんて大人びた子供なのかと、私は思うのです。だから私にとっての星の王子さまは、子供ではなく「おとな子供」なのです。
本作品は、「おとな子供」に成長する過程を、3人の王子さまの分身と共に旅を通して描きます。
星でたった1人ぼっちだった王子さまは、きっと自分自身と会話をたくさんしていたのでは?という発想をもとに作りました。
星の王子さま役には、二山治雄さん。
中性的で大人にも子供になれる魅力溢れるダンサーです。
photo by 大洞博靖
パイロット役には、振付家そして、ダンサーとしても活躍しながら、役柄にハマると観る者の心奪われるアーティスト、宝満直也さん。