2021年12月28日 18:30
吉田 良 著『日本列島修復論 令和パトリズム宣言』が提案する“人間復権 ” の新しい時代
宮城県名取市の若手議員である吉田良氏が、未来への責任を果たすために書き下ろした渾身の一冊、『日本列島修復論 令和パトリズム宣言』では、「大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と緑が主人公となる“人間復権 ” の新しい時代を迎えるためにはどうしたらよいのか」を指摘・提案している。
郷土における公共財を隣人と共同で適切に管理する実践的姿勢「パトリズム(実践的郷土愛) 」という新しい政治思想を掲げ、「資源」「文化」「自治」「幸せ」の4分野から、国民全体が豊かさを実感できる社会へ日本列島を修復させるための構想を示す。
そして本書は、元・参議院議員の江口克彦氏も推薦している。
キーメッセージは次の通り。
「郷土を守る当事者でなければ国を守る当事者にはなり得ない。」
著者の想いは、タイトル『日本列島修復論』に顕著に表われている。本書「まえがき」から紹介する。
…(略)タイトルの『日本列島修復論』はお察しのとおり田中角榮の『日本列島改造論』を意識したものである。ただし「改造」を「修復」とした意図はアンチテーゼを示すことではない。
むしろ私は「改造論」の基本理念を評価している。異なるのは「改造論」