くらし情報『「死ぬ前にピアノを弾かせてください」 特攻隊員が弾いたピアノソナタが織りなすドラマ チーム・クレセント『朗読劇 月光の夏』上演決定 カンフェティでチケット発売』

2022年4月29日 10:00

「死ぬ前にピアノを弾かせてください」 特攻隊員が弾いたピアノソナタが織りなすドラマ チーム・クレセント『朗読劇 月光の夏』上演決定 カンフェティでチケット発売

太平洋戦争末期、鳥栖国民学校(現:鳥栖小学校)に二人の特攻隊員がやって来た。「今生の別れに、ピアノを思いっきり弾かせて欲しい」とベートーヴェンのピアノソナタ『月光』を弾き、去っていった。
戦後四十五年経ったある日、そのグランドピアノが老朽化のため廃棄されると聞き、当時、演奏に立ち会った元教師の吉岡公子は、ピアノを保存して欲しいとの思いから、生徒たちに二人の特攻隊員との思い出を語った。この話は大きな反響を呼んだが、二人の特攻隊員の名前を吉岡が聞いていなかったため、ピアノを弾きに来た特攻隊員の存在が疑われることになった。
一方、この話をラジオドキュメンタリーにしようと、作家三池安文と九州放送局の石田リエは真実を求め取材を進めていく。やがて、元特攻隊員の石倉金吾の証言により、不時着したり、エンジン不調のため引き返してきた隊員が、ひそかに隔離軟禁された“ 振武寮 ”の存在が明らかになる。果たして、二人の特攻隊員は…。

【主催者より】
『月光の夏』は、古びた一台のピアノが主役です。
ピアノの存在が特攻の史実と戦争の悲惨さ教えてくれます。 これは単なる朗読劇ではありません。 ベートーヴェンのピアノソナタ『月光』の調べが織りなす美しい心のドラマです。

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