ドキュメント広島 消えた灯りを取り戻せ ~“エキニシ”大規模火災からの教訓~
発生当日の様子(11月10日視聴者提供)
【内容】
11月10日、午前5時35分ごろ。
JR広島駅西側の通称“エキ二シ”と呼ばれる飲食店などが立ち並ぶエリアで27棟が焼ける大規模火災が発生。(※12月14日時点)
2018年にも9棟が燃えるなどして、1人が亡くなる火災が起きている。
火災発生後の様子(11月11日撮影)
“エキニシ”は1950年代後半から60年代中盤にかけて今の場所に建物が建築され、1976年に一帯が耐火性を備えた建物の建設を法で義務付けた「防火地域」に指定された。そのため、違法ではないものの、現在の法律では耐火性能の基準を満たしていない「既存不適格」とみられる建物が多いエリアとなっている。
被災した鉄板焼き「広島赤焼えん」の店主 伊藤 勝さん。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、通常営業を始めた直後の被害。
“一番の稼ぎどき”である年末年始を前に店を失ってしまいました。
「再び“エキニシ”で営業したい」と新たに始めた取り組みも…
またしても大規模火災に見舞われた“エキニシ”。
歴史ある街並みを残しつつ、3度目の被害を防ぐためにはどうすべきなのか。