くらし情報『11月14日は世界糖尿病デー。「穀物繊維」で糖尿病予防』

11月14日は世界糖尿病デー。「穀物繊維」で糖尿病予防

11月14日は世界糖尿病デー。「穀物繊維」で糖尿病予防

(PLos Mes., 17, 3, e1003053, 2020)

“穀物繊維”が糖尿病の発症リスクを低下させる!

また、53のメタ解析(注)を統合して解析した報告※2によると、2型糖尿病の発症リスクに関わる食品でエビデンスの質が高かったのは全粒穀物、赤身肉、加工肉、ベーコンの4つでした。全粒穀物は摂取量を30g/日増やすごとに発症リスクが13%下がる一方で、赤身肉、加工肉、ベーコンはそれぞれ100g/日、50g/日、2切れ/日増やすごとに発症リスクは17%、37%、107%リスクが上がることがわかりました。
主要な栄養素別に分析をすると、エビデンスの質が高かったのは穀物繊維のみでした。穀物の食物繊維の摂取量が10g/日増えるごとに2型糖尿病の発症リスクは25%下がりました。総食物繊維、野菜の食物繊維、果物の食物繊維も少なからずリスクを下げましたが、エビデンスの質は中程度と穀物の食物繊維よりも低いものでした。
11月14日は世界糖尿病デー。「穀物繊維」で糖尿病予防

(BMJ., 365, I2368, 2019))

食物繊維と聞くと野菜や果物を想像しがちですが、実は穀物の食物繊維「穀物繊維」が糖尿病予防の鍵だったのです。食物繊維が豊富な穀物と言えば大麦です。

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