【「家ではおしゃべりなのに、学校では何も話さない」を見過ごさない】中之園はるな著『わが子が家の外では話せないことに気づいたら読む本 ~かんもく【場面緘黙】改善メソッド~』2024年9月26日刊行
場面かんもくの保護者に特化したかんもくペアレント・トレーニング
かんもくペアレント・トレーニングとは、場面かんもくの改善に有効であるとされる、ストレスマネジメントとしての「リラクゼーション法」を、「刺激フェーディング法」、「段階的暴露療法」などを組み合わせてプログラム化した独自のメソッドです。
ペアレント・トレーニング例【リラクゼーションの実践5─10呼吸法(5分間)】
姿勢を整える
・椅子に座ります。お尻の位置は、深からず浅からず後ろにもたれてちょうどいい感じのところ。
・膝の角度は、90度より少し大きく、前に軽く投げ出す感じで。
・手はももの上。手のひらは上下どちらでも(軽くお腹に当てても)OK。
実践
①いったん背筋を伸ばして、ゆっくりと背中の緊張をゆるめます。
②静かに目を閉じましょう。
③鼻から1、2、3……5→5秒間息を吸います。0で1秒止めます。
④口から1、2、3……10→10秒かけてゆっくりと吐きます。
⑤ストローから息を吐くように、細く長く……最後の10カウント目で吐き切ります。
⑥自分のペースでゆっくりと5分間行います。
最後に消去動作(眠くなるのでしっかり目を覚ます)