【新刊】『今を生きるための菜根譚』(山本有二 著 駒草出版)
「菜根譚」の思考法に衝撃を受け、衆議院議員・山本有二が、オリジナリティー溢れる発想力で「菜根譚」のまったく新しい噛み砕きに挑んだ一冊。
憂世の紆余曲折に左右されない心構え。心の平安、そのための思考法が身につく人生導きの書。
「菜根譚」は中国明代末期に書かれた名著で、人生の本質を捉え、社会の荒波を漕ぎぬく覚悟を指し示す指南書である。
しかし本書は、古典の解説ではない。
現役衆議院議員・山本有二が、オリジナリティー溢れる発想力で「菜根譚」の噛み砕きに挑戦し、“なるほど”と自らの肚に入るまで格闘を重ねた心の軌跡をまとめた書である。
衆議院議員として30余年。
出世競争の荒波にもまれ、何かをしなければとあくせく焦り、背中に火をつけられて動かされているような毎日を送ってきた著者は、「菜根譚」の222項を学び終えたとき、自身の思考回路に確実な変化が生じていることを自覚した。
「慌てていないのである。心に不思議な余裕がある。背中に火をつけられあくせく焦ってイラつきながら何かをしなければならない症候群が、治癒していた。心の平安、そのための思考法が身についたように思われたのだ。」(本書エピローグより)