2023年6月20日 11:00
【不動産コンサルティング監修】不動産売却における一括査定のメリット・注意点を解説する記事を公開
親族や近隣住人から購入希望の申し出があった場合、一般媒介契約や専任媒介契約なら取引できます。専属専任媒介契約を結んでいた場合、個人間で取引できないので注意しましょう。
自分で買い手を見つけるメリットは、仲介手数料や消費税がかからないことです。仲介手数料の上限は宅地建物取引業法で定められています。例えば、取引額が400万円以上の仲介手数料は、以下の計算式で算出します。
仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)+消費税
4,000万円の不動産を売却した場合は、138万6,000円(税込)が仲介手数料です。仲介手数料は、決して少ない金額ではありません。払わなくてよいなら、それに越したことはないでしょう。
しかし、個人間で不動産売買をする場合、不動産会社が担ってくれる役割を自分たちで行わなければなりません。不動産関連の知識がない場合トラブルが発生しやすいので、注意が必要です。また、仲介を挟まない取引の場合、買主は現金一括購入で物件を手に入れなければなりません。ローンを組む場合、不動産会社が作成する重要事項説明書が必要になるからです。
このように個人取引は難易度が高いので、よく考えてから行いましょう。