2023年6月20日 11:00
【不動産コンサルティング監修】不動産売却における一括査定のメリット・注意点を解説する記事を公開
囲い込みをされやすいのは、他業者への同時依頼ができない専任媒介契約と専属専任媒介契約です。一般媒介契約では複数の業者へ依頼できるため、囲い込みの心配がありません。
監修者からのコメント
基本的には一般媒介の方が囲い込みのリスクもないですし、多くの業者に売却依頼を出せるので有利です。
複数の業者に不動産売却を依頼するデメリット
複数の業者に売却を依頼できる一般媒介契約には、メリットだけでなくデメリットもあります。ここではデメリットについて解説しましょう。
積極的に販売活動をしてもらえないことが多い
不動産会社は、成約してはじめて仲介手数料が入ります。他の不動産会社が先に物件の成約を決めてしまえば、時間やお金をかけて営業活動をした分赤字になってしまうのです。立地や築年数などがよい好物件であれば、目立つ広告枠に掲載するなど努力をしてくれるでしょう。
しかし、条件があまりよくない物件や不動産会社の手厚いサポートが必要な物件は、積極的に販売活動を行いません。
特に買い替えや任意売却、築30年超えの物件、借地、相続、離婚の財産分与などに関わる不動産は手がかかります。一般媒介契約にすると、営業担当者が熱心に販売してくれない可能性があるので注意しましょう。