東京二期会が『2025-2026シーズン オペラ ラインアップ』を発表
の《こうもり》(J.シュトラウスⅡ世)はベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演で、演出はアンドレアス・ホモキ。管弦楽はエリアス・グランディ指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団。2025年4月に札幌交響楽団の首席指揮者に就任し、日本での活躍が期待されているグランディにとって、本公演が東京でのオペラデビューとなる。今回の上演では歌唱が原語(ドイツ語)、台詞は日本語。奇しくも父親がドイツ人、母親が日本人であるグランディにシンクロしたスタイルとなった。
(2025年11月27日、28日、29日、30日会場:日生劇場)
鬼才パスカルの指揮で壮大なサウンドを存分に味わう
ベルリオーズの《ファウストの劫罰》は「東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ」として上演される。大編成のオーケストラと合唱を要する同作はコンサートホールで演奏される機会が多いが、セミ・ステージ形式にふさわしい作品。東京二期会の《金閣寺》(2019年)などの名演も記憶に新しく、当シリーズでは《サムソンとデリラ》を指揮しているマキシム・パスカルが再び登場。
ネスレ&ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワードの受賞者であり、今年の9月からはヘルシンボリ交響楽団(スウェーデン)