ネクストブレイク作家が「友情結婚」を描く 砂村かいり著『マリアージュ・ブラン』10月10日発売
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『マリアージュ・ブラン』(砂村かいり著/税込2,090円)を2024年10月10日に発売しました。著者の砂村かいりさんは、2020年に第5回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門〈特別賞〉を『炭酸水と犬』『アパートたまゆら』で二作同時受賞しました。繊細な恋愛感情を丁寧に描き、読者の強い共感を呼ぶとともに書店員からの注目度も高く、いま勢いのある若手作家の一人です。本書は、Xトレンド入りした「友情結婚」をテーマに、恋愛感情を持たない一組の夫婦を描いた長編小説です。
ラベリングできない感情を描く
「友情結婚」は、性交渉せず恋愛感情もなく利害関係の一致で成立します。多様化する社会の中でうまれた新たな結婚観です。執筆にあたり「ラベリングできない感情を描いていきたい」と語った著者が、夫婦や恋人など、世間が求めるカテゴリの呪縛と葛藤しながら、主人公たちが、お互いを思いやり、ゆっくりとふたりだけの「夫婦のカタチ」を模索する姿を描きました。
【あらすじ】夫婦としてつつましく暮らしている31歳の奈穂と尊。
元同級生で、記念日も忘れずに祝い合う仲の良いふたりだが、性交渉はもとより、恋愛感情も存在しない。