市川猿之助と中村壱太郎による『猿之助×壱太郎「二人を観る会」』が、5月23日(月)・24日(火)に東京・日本教育会館 一ツ橋ホールで開催される。演目は素踊り「種蒔三番叟」と歌舞伎舞踊「お祭り」を披露する。
その開催を前に、市川猿之助が取材会を開催し、本公演にかける思いなどを語った。演目について、「『種蒔三番叟』を最初にやらせていただいたのは明治座で、その後、春秋座でもやらせていただきました。これは私の曽祖父の初代・猿翁と今の宗家のお祖父様でいらっしゃる勘十郎さんが若い頃に演じていたものがNHKの白黒の映像が残っておりますので、孫とひ孫がやったら面白いだろうなと思い、明治座で上演しました。今回は壱太郎くんと二人で、素踊りでご覧いただきます。そして、『お祭り』は私の叔父の猿翁と、壱太郎くんのおじいさまで、藤十郎のおじさまが歌舞伎座でやられている映像もありまして、こちらは衣裳付きでやらせていただきます。二つとも、シンプルなもので、二人だけで踊るものなので、踊り手の器量などがよくわかるものになっております。
初めての方も、何回も観られている方も楽しめる演目となっています」と関わりを含めて説明した。