くらし情報『秋の嵐電沿線ご案内  鹿王院 「舎利殿」 修復落慶』

2023年11月8日 16:00

秋の嵐電沿線ご案内  鹿王院 「舎利殿」 修復落慶

を創建しました。義満の法名は「鹿苑院殿」であり、義満の御所であった北山殿は、その後「鹿苑寺」(金閣寺)となりました。

3.鹿王院舎利殿とは~仏牙舎利を収め、鎌倉の円覚寺舎利殿とも深いつながり

現在の鹿王院舎利殿は、江戸時代中期、1763年に移築・建立された、禅宗寺院の建築様式「禅宗様」を基調とした建物です。
舎利殿とは、釈迦が荼毘に付された時の遺骨や遺灰を奉安する建物で、鹿王院舎利殿には仏牙舎利(ぶつげしゃり)(歯)が収められています。この仏牙舎利は、鎌倉幕府第3代将軍・源実朝が宋から取り寄せ、鎌倉の円覚寺舎利殿に収めてあったものの一部で、後光厳天皇(ごこうごんてんのう)の命で京都に献じさせ、天皇から普明国師に下賜されていたものです。
毎年10月15日は「舎利会(しゃりえ)」として、仏牙舎利を公開しています。

4.舎利殿の修復事業~舎利殿移築後258年目にして初の大規模修復

今回の修復は、舎利殿が今の場所に移築されて258年目となる2021年の1月から始まり、2023年10月に完了しました。250年を超える歴史に加え、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や近年の台風などによる傷みを修復すべく、約20年前から検討を始め、今回、京都府教育委員会の指導のもと、京都府及び京都市の補助を受けて施工されました。

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