2022年10月14日 11:00
ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』の実践版 宮口幸治の最新刊『「立方体が描けない子」の学力を伸ばす』発売
答え(ゾウ)
「記号さがし」
(方法)記号がランダムに敷き詰められた表から、法則に従って特定のマークを数える
(効果)集中して数えるという持続的な注意力と、ルールに従って注意を切り替える力を同時にトレーニング
「くるくる星座」
(方法)上の見本と同じ星座になるように、下の点を線で繋いでいく
(効果)視覚認知の基礎力と、論理的判断力を身につけるトレーニング
一般の学校にも広がる
コグトレは、少年院だけでなく、一般の学校でも取り入れられています。本書では、学校や教育機関での導入事例と、その成果も紹介しています。
●小学校6年生を担当する教員
「運動会が終わってから、コグトレに取り組み始めた。1学期は話が聞けず、いつ学級崩壊が起こるかと、学校に来るのが嫌になっていたが、今、クラスが静かになって話を聞ける場面も増えた。…2学期を終えて、落ち着いて授業が受けられる時間が増えてきた」
●大阪府のある小学校の教員
「(コグトレ導入の理由は、)学習の基礎になる力をしっかり整えることで、学習の力を向上させてあげたいと思ったからです。以前は、離席とか教室飛び出しが頻出するような学校だったのですが、今は落ちついてじっくりと学習できる子ばかりになりました」