柳下毅一郎のダメ映画ぶったぎり大新年会2022 『皆殺し映画通信』オンラインイベント開催!
2021年日本映画を総まとめ!タブーなき激烈トークライブ!
2020年世界中をパニックに陥れたCOVID 19は2021年もさらなる猛威を振るった。東京都下では四度目の緊急事態宣言が発令されていたため、無観客開催でのオリンピックというディストピア映画顔負けの現実も出現した。
そんななか、日本映画界では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が興行収入100億円の大台を突破するヒット作となり、『ドライブ・マイ・カー』はカンヌ国際映画祭で脚本賞をはじめ四冠を獲得し、さらにゴールデングローブ賞非英語映画賞を受賞。アカデミー賞作品賞へのノミネートが期待されている。
が、それはそれとして、我らが愛する皆殺し案件たちに効果があるワクチンや特効薬はいまだ開発されることはなく、さらなる健在っぷりを見事に披露。地方映画、2・5次元映画、オリンピック便乗映画、地域利権映画、謎めいた国際映画祭受賞作……「誰がこんな映画作ったんだよ!」と叫びたくなる奇々怪々な映画たちの金銀銅のメダルラッシュ状態!!
そんなわけで、ちょっと遅くなりましたが毎年恒例の大新年会、映画考現学の立場から発掘、解剖、保存する「皆殺し映画通信」