介護の必要な高齢者や認知症になった方が簡単に使えるコミュニケーションツール「ケアびー」を開発した「Hubbit株式会社 代表取締役 臼井貴紀氏」の取材記事を11月13日公開
■家族と簡単につながるコミュニケーションツールで自立をサポート
同社が開発したケアびーは、介護の必要な高齢者や認知症になった方が簡単に使えるコミュニケーションツールです。
「一番の特徴は、ほぼ操作不要で使えること。認知症の方に限らず、高齢になると電話が取れなくなることがありますが、ケアびーがあれば本人がタブレットを操作しなくても、家族の顔を見ながら通話ができます。カメラのオンオフは家族のスマートフォンから操作し、画面の下に文字を表示する字幕機能も。文字で見せることで理解を促し、耳が聞こえにくい方や認知機能が低下した方にも安心して使っていただけます」
初期設定が完了した状態で利用者の元に届き、コンセントをつなげて電源を入れるだけですぐに利用が可能。インターネットの準備も不要です。服薬確認や予定確認などを定期的にメッセージ配信するリマインド機能も好評とのこと。
「一度慣れてしまうと認知症の症状が重い方でも定着します。
使いたくないと嫌がっていた方が、1カ月後に訪問したら『ケアびーさんには数年前からすごくお世話になっています』と言ってくださったり、家族から連絡が来るとわかると皆さんすごく喜んでくれます」